10/19/2011

I finished a book

Today I'm gonna review about a book that I currently finished reading. When I was in New York, I was shocked that everyone on train was reading a lot. That's so amazing for me because Japanese passengers usually simply sleep or read stupid garbage comics or playing Nintendo DS. That's wasting time !! I realized that I'd better to follow what New Yorker was doing on train. Now I read on train and read at office lunchtime on the other hand nobody else at my office do like me. Studying by reading is such a beautiful skill of we humankind, don't you think ?



こんばんはyuheikです。

今週は先週末に東京出張した際に購入してきたものを紹介していますが、あんまりマニアな話題だけでも飽きてきますので、ちょうど週中の本日は最近読み終えた本のレビューをしたいと思います。



私が最近読み終えた本は、「地頭力を鍛える 問題解決に活かすフェルミ推定 細谷功著 東洋経済新聞社刊」というこちらの本です。

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感想ですが、いきなりこんなこと書くのもなんですが正直ハズレの本でしたね。思考フローを示した図が出てくるのですが、著者は「分かりやすくする為に図案化した」と書いているのですが、図の作り方が著者の自己満足で異常に下手で、大変分かりにくかったです。それから著者は経営コンサルタントなのですが、読み手を全く考えていない専門用語やカタカナ語を注釈なくサラっと使ってくるので、極めて分かりにくかったですね。この著者は「常に30秒で経営改善案の進捗状況をクライアントの社長に説明できるよう頭をめぐらせている」というようなことを述べているのですが、それならなぜこんな回りくどい伝え方をする本を書いたのか疑問でしょうがないですね。



まあ、コンサルタントという職業をやっている方々は頭でっかちで、皆こんな感じなのでしょうかね。という偏見は良くないと思うのですが…。



さてのっけから批判的な事を書いてますが、どんな悪書にも学ぶ点はあると思います。(悪書というのを反面教師とする、とか)実はこの本を購入したキッカケが上司から薦められたということなので、その上司も確実にこの本から何かを学び取っているはずですからね。



学んだ点、面白かった点を以下で要約します。



著者はビジネスマンの能力を、



1:コミュニケーション力

2:お勉強ができる能力(主に単純な記憶力)

3:本当の頭を使う力(問題解決力とか、想像する力とか)



に分類、就職の面接では基本1と2しか見れないので、仕事で割と大切な3がなおざりにされる傾向がある、としています。



3の能力を鍛える練習として「フェルミ推定」というクイズをやります。

詳細はウィキペディアに書いてありますが、



例題:日本に存在する電柱の数を概算で算出せよ



に対して、どうすれば近似値を出すことができるか、ここで3の能力を使います。

具体的には、日本の面積とか、市街地と山間部の比率とか、計算の役に立ちそうな要素を、想像で考えて、それから各値を足し算していくというプロセスです。



以上が本書のキモの話。



これ以外で面白かった事は、



・経営者にプレゼンする際、結論を単純に説明して、後で詳しい事を言う。なぜなら経営者がそれを求めるから。長々と過程から説明するのはNG。経営者に説明するなら30秒が理想的。

・簡単なプレゼンをするテクニックとしては、「~の要因については主に3つあげられます。1つめは…」という風に話すとまとまり易い。3つがキーで、2や4以上では聞き手が嫌がるらしい。

・マーケットを分析する時、WEBで情報集めをする前に、分析した結果の仮説を考えておく。なぜなら結論で使えない情報まで集めるのは意味無いから。

・「それはなぜ?」と常に考える知的好奇心、アーティストのような直観力、ロボットのような論理的思考力、の3つのバランスが大切。

・以上に加えて「頭良く合理的にコミュニケーションする」ことと、「感情的なコミュニケーションする」ことのバランスが大切。頭が良すぎて何でも合理的に話す奴は嫌われる。



※以上の私の要約で使ってる言葉ですが、ほぼ全てあえて本文中の表現にはしていません。なぜなら極めて分かりにくい為、私が簡単に翻訳する必要があるからです。



さて今回レビューをやりましたが、このようにブログでまとめておけば、後で見返す読書記録になりますし、何より皆さんにどんな本なのかを紹介できますからね。

書店では割と目立つ棚に置かれているので、そこそこ話題の本なのでしょうね。



まあ私はお薦めしませんが。

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