12/05/2011

I finished a book about Economics

Have you ever studied about economics ? Well, if you're graduated university, it would be. Economics was unfortunately one of weak subjects for me...
When I got my job, I started reading a lot ironically. About my weak economics also, I realized that I had to study again cause I started Japanese stock investment three months ago. Especially, I had to become a usual normal social person who was able to understand current hot global economic topics, for example, Greece and Italy economic crisis. It's a shame that I wasn't interested in these issue, well, even I was working in this society...

こんばんはyuheikです。
今日は最近読み終えたマーケティング関連本のレビューをしたいと思います。私がアニメやマンガ関連ネタでなく、マーケ本のレビューをすると必ずアクセス数が低下するのですが、まあAmazonのカスタマーレビューよりは参考になる事をまとめて書いておりますので、是非読んで行って下さいね。

今回は自身の経済学への疎さを克服すべく「日本人がグローバル資本主義を生き抜くための経済学入門 藤沢数希著 ダイヤモンド社刊」を読んでみました。
内容はリーマンショックの原因から入って、経済学の基礎の説明、現在の外国の経済問題、最後に日本の経済問題に関して結構ラディカルな論調で締めくくられますが、共感できるところが多かったですね。ただ、どうなんでしょうね、私自身経済の問題について100%知っているわけではないですから、ちょっと違うサイドからの論調なんかも勉強する必要はあるのかな、とも思いましたね。この本に書かれている論旨は説得力がありますが、一方向からの視点ですから、そのまま鵜呑みにするのも、ということです。

さて、いつもの通り以下箇条書きで気になった点を要約していきます。

・著者はライブドアのホリエモンや村上ファンドの村上世彰氏の逮捕に懐疑的です。これがキッカケとなり、日本の新興株市場は寒冷化し、ベンチャー精神が失われ、大卒の若者が公務員を目指そうとする夢も希望も無い社会になってしまった、としています。
私の短い社会人の経験からすると、ハッキリ言って、日本社会は「出る杭打たれる」社会だと思いますね、私たちの会社なんかも、実際黙って言われた事だけやっていれば終身雇用なわけです。

・そこで私の疑問、なぜ日本の会社は終身雇用なんだ?
ここで本書は日本の世界に稀に見る厳格な解雇規制が経済成長を阻んでいるとしています。サラリーマンでありながら私も解雇の条件なんて全く知らなかったのですが、日本の企業は以下をクリアしないと社員をクビにできないそうです。

1》経営が限界に達しており、クビを切らないと会社が無くなる状態である
2》先ず新規採用を止めて、嘱託社員と契約社員と派遣社員をクビにする
3》クビにする社員は合理的に選ばれなければならない(簡単にいえば人件費が高い社員、でしょう)
4》説明会を開くなどして、社員にちゃんと事前に説明をする

確かにこの「整理解雇の4要件」なるものを見てみると、会社がブッつぶれる1秒前でない限りはクビを切れないようです。

・それでは簡単にクビ切りしている日本の外資系企業はどうしているのか?
外資系企業ではクビ切る時に「おカネを積んで自主的に辞めてもらう」という方式を取っているそうです。これも知りませんでしたね。クビ切りの際に年収の半額とかもらえたりするそうです。というのももし強引にクビ切ると、社員に訴えられて100%負けて、年収2年分くらいは支払わなければいけないケースが多いからだそうです。
これだけ読むとキャリアを積みながら外資を転々と移っていくというパターンもありなのかな、と思いません?

・昨年話題になった派遣社員について、
企業がなぜ派遣社員を雇うかというと、上で書いた「整理解雇の4要件」の2番を見てみてください。派遣社員であればクビ切りが簡単だから、だそうです。実は派遣社員のコストというのも結構高いらしく、それは派遣会社が仲介手数料を取っていくからだそうです。私はハケンは給料安く雇えるから使われている、という風に思っていたのですが、会社の業績がショボい時に簡単に雇用調整できる、というのがその理由だったのですね。
これを読んで転職でハケンはあり得んな、と確信しました。

・この後に経済学の基礎の話になってくるのですが、ここ再読する必要があるかな、と。著者はかなり簡単に書いたという風に言ってるのですが、数式とかかなり苦手で理解するのに時間がかかるんですよね・・・。まあそれ以外にも重要な経済用語が出てくるので、以下メモ書きとして記しておきます。(多分当ブログを読んでくださっている方からすれば、そんなん誰でも知ってるだろ、なんてことなんでしょうね、ああ社会人として恥ずかしい…)

用語1》マネタリーベース
世の中に流通する貨幣と紙幣の現金の合計と、一般的な銀行が日銀に預ける預金「日銀当座預金」の合計のこと。マネタリーベースは日銀が実際にコントロールできる。

用語2》マネーストック
個人や民間企業が持っていたり、預金していたりする現金の合計。日銀はコントロールできないが、一般的な銀行が持ってる国債を買う事により、間接的に増やすことはできる。これによって物価も決まってくる。例えばマネーストックを2倍にすると、民間に流れてる現金の量が2倍になるので、イコール現金の価値が半分になることで、物価が2倍になる。(って分かります?)

・現金を持つ、という行為には実はコストが発生している。
それは国債や、株を買った時に得られるような金利がいっさい無いという、将来の金利収入を得る事ができないという機会損失のコスト。
これは普段生活していて考えないような考え方ですが、確かにそうですよね、何かに投資して無いと、何にも儲からないから、それが損失なんだ、という。

用語3》流動性の罠
金利がもらえれば、みんな現金を国債や株に変えた方が良いわけですけど、じゃあその金利がゼロだったら? これが良く聞く「流動性の罠」というやつです。日本はゼロ金利政策を続けてきたので、金利がゼロなんですから、いくら現金が手元にあっても、企業や一般の銀行は国債や株や貸出に使おうとしないで預金しておくだけになります。結果的に日銀がおカネを擦っても、マネーストックを増やそうとしても、現金は使われないので、物価も上がらないし、景気が良くはならない、という罠に陥るのです。つまりゼロ金利政策という金融政策は無効化されてしまうのです。

用語4》ゼロ金利政策
ところでゼロ金利政策とは? 日銀が金利を下げると、住宅ローン、銀行ローンの金利が下がるので、みんなおカネを借りて会社興したり、家を立てたりしようとするので景気が良くなる、という良い事が起きます(と思われていました。) だからもっとこの良い事を起こす為、金利をゼロにしたのです。

・後半パートは日本政府の企業に対する経済規制が多すぎて、日本経済の成長を阻んでいるという話です。先ずは日本の一番大きな問題として国の借金の国債の増大が挙げられていますが、著者が言うには、
日本は資産がいっぱいあるし、国民の預金も多いので、実際はもう少し持ちこたえられる、そうです。ただ増税しないと間に合わなくなる確率は100%で、消費税は30%くらいになるのでは?と。
よくニュースなんかで国債の発行残高が過去最高とか、GDPの何倍になって世界一とか、聞きますが、そんなニュースの認識としては「国債が増えると、将来確実に税金が増える」ということになります。

・ちょっと日本国内の問題から翻って、グローバリゼーションについて、
現在のグローバル経済を支配しているのは「一物一価の法則」である。つまり中国と、日本で同じものを生産した場合、安い中国の生産物の価格が「一物一価」としてグローバル市場で認識される。ものだけでなく、労働も一緒で、同じような作業であれば安い中国の労賃が、世界の基準となっていく。
このような状況下で先進国の日本が目指さなければいけないのは、
1》マネできない付加価値を創る事(例えばハイテク製品)か、
2》簡単に輸出入できないサービス産業(例えば医療や教育分野)
を強化すること。
どうでしょうか、みなさんは自分が今従事している仕事がこれらに当てはまりますか? 私は残念ながら、なので来るべき将来のグローバル競争に向け、このどちらかに該当するスキルを身につけなければ生き残れませんね。

・もういっかい日本国内の問題に戻って、
著者は日本の過保護な農業市場に異論を唱えています、論旨が面白かったので紹介します。
そもそも発展途上国は土地も余っており、人件費も安い為、農作物の輸出に向いている。先進国から農業技術を持ち込むことで生産性は格段に上がる事が見込まれ、日本も安価に農作物を輸入する事が出来る、はず。
反対に、経済的な合理性を考えると、日本のように土地が異常に高く、狭く、人件費が異常に高い国で無理やり農業を行う事は、あきらかに間違っている。
だが、日本の農家と農協が輸入作物による価格破壊を恐れて官僚と癒着。
結果、農業で儲けれるはずの途上国の発展を妨げている。
つまり今の日本の厳格な農作物の輸入規制は、農家を守るだけのもので、その他の国民から本来得られるであろう富を盗んでいるにすぎない。
ニューヨークに3年間住んでた私は、日本に帰ってきて、確かに野菜と肉がバカ高いのに驚きました。フツーの日本人であれば気がつかないでしょうが、間違い無く日本国民は日本農家にボラれてると思いますね。そもそも日本の農作物が優れている、とか、間違い無くおいしい、なんて、なんとなく根拠が曖昧だと思いません? みんな言い伝えのようにそうやって言ってますけど、その代償としてのこの値段はおかしいですよ、というか、おかしいと思わないといけないですよ、日本国民は。

さて、この続きは明日アップしたいと思います。というのもここまでで2時間近く書いてるので。
あと半分内容があるので大変ですね、ただこれは自分の読書メモでもあるので、ここにまとめておくのは理解を深め、振り返りをしやすくする為にも重要かと思いますがね。それではまた明日。

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