3/22/2012

Maruchan, A Case Study of Glocalization

When I was in New York, Maruchan brand instant noodles were my favorite junk meal. I think I eat a cup per a day… There’re various unique flavors were found in local super market like “Chicken Piquante” or “Lime Chili”. These very ethnic flavors are never found anywhere in Japan. And more good thing is unit price. I remember a cup priced 75 or 80 cents something, so affordable!! In Japan, it’s like about US$1.8, more than double price… So I finished reading a book about my favorite Maruchan. But this book is not about junk noodle, this is about international marketing.

こんばんはyuheikです。
株が好調です。
本日初めて含み益が20万円を突破しました。うち2銘柄は配当金と優待目当てで当月末までの保有予定なので、うまくハケて利益を生んでくれる事を願うばかりです。
しかし今、本当に思います。あのどん底の9月に日本株投資を始めていて良かった。

さて今日は読み終えていてまだ読書レビューをしていない本の中から、「マルちゃんは何故メキシコの国民食になったのか? 世界で売れる商品の異文化対応力 安西洋之/中村鉄太郎著」のレビューをしたいと思います。

まあタイトルから予想できる通り、グローカル展開の話だったかと思います。読み物としては面白かったのですが、強烈なインスピレーションがあったかというと今一つ、だったという記憶がありますね。さて以下箇条書きで気になった点を。

・海外展開を成功させた日本食品の雄、キッコーマンのしょうゆについて
キッコーマン社は自社のしょうゆをアメリカ現地展開する際に、「しょうゆという、日本料理の特殊な調味料」という売り込み方をあえてしなかった。日本食として押し出すのではなく、肉料理に合うレシピを開発し、デモンストレーションを行う事で、「肉に合う万能調味料、しょうゆ」という販促を行ったところ、現地人に大いに受け入れられ、市民権を得ることができた。
日本製、メイドインジャパンの押し出しというのは、かなりその時の状況によりけりですよね。ジャパンを押し出すマーケティングというのは、市場や商品特性によりけり、実はかなり微妙なのかもしれませんね。私は今仕事でネットで海外に洋服を売っていますが、正直「日本」という部分というのはそこまで前面に出すような売りでもないのかもしれないな、と最近思い始めてたりもします。

・家具や自動車などの海外展開を例に
「海外でも受け入れられるような製品コンセプトの基本は、広く通じる合理性である」
特に大量生産品であり、かつ機能性がものをいう製品の場合、あまり特殊な文化性や国の名前は必要無いか、もしくはほんの少しにおわす程度であるべきだ。

・メキシコでマルちゃんブランドのカップ麺がどれだけ広まっているかというと
政府の議会が早く終わったら「議会がマルちゃんした(インスタント食品の特性をかけて)」とニュースで報じたりするらしい。
サッカーメキシコ代表の素早いカウンター戦術が「マルちゃん作戦」と名付けられた事もあるらしい。
「マルちゃんスープ」というとカップ麺と惣菜の弁当のことを指し、これが小学生の弁当の定番らしい。
とトリビア的な面白いエピソードも掲載されていましたね。

・村上隆のアート作品は日本のサブカルをグローカル展開した例
村上氏はまず西洋美術のマーケットを研究、そこに受け入れられる=売れるためのロジックを見出し、それに自分の日本のサブカルを題材としたアートをうまくマッチさせた。
ムラカミのアート現象は多分にマーケティングのにおいがしますよね。でもたしかにこれも日本製品の海外マーケティングの成功例ですね。

あれっ!? でも結局なぜマルちゃんがメキシコで広まったかについては線引いてなかったな…。まあそれはグローバル展開の一つの実例なだけで、それほど重要な部分でもなかったということでしょうかね。

1 件のコメント:

  1. Kidouchi君、お久しぶりmohriです。

    Kidouchi君のブログ見て、触発され、僕も遅まきながら「金持ち父さん~」を読み始めました。
    ずっと気になりながら、手を出せてなかった本だったけど、引き込まれるように読んでいます。

    もっと早く出会えてたら、とも思うけど、色んな経験を経て、今の状況だからこそ、、という気もするし。

    とにかく僕もまた勉強することが増えて面白い。
    頑張ろう!

    あと、骨休めによかったら、一度富山にも遊びに来て下さい。
    皆歓迎してくれると思うよ。

    返信削除