3/20/2012

A Book about Oracle of Omaha

I started Japanese stock investment by reading “Rich Dad Poor Dad” series written by Robert Kiyosaki. And also I started reading books about world’s investment authorities. Warren Buffet’s biography “The Snowball” was the first, I’ve just finished reading today. Perhaps I will read books about Jim Rogers and George Soros in future. I seldom read “Biography” category, but I was realized that a good biography could be fun like a novel. He Warren Buffet is, like all you guys know, a billionaire, and actually an awkward man on the book. Even rich, he always wears tacky oversized suits, drink Pepsi always and try to live a frugal life. It’s such a nice opportunity to read biography like his, because I was able to learn some brilliant inspiration about investment by enjoying a funny story.

こんばんはyuheikです。
本日は「ウォーレン・バフェット伝 スノーボール上巻 アリス・シュローダー著」を読み終えましたので、いつものように色々とまとめておきたいと思います。
日本株投資を始めてから、株の本、経済の本、金融の本と並んで読み始めたのがこのような著名な投資家の伝記ですね。

非常に楽しめたのですが、しかし長い。ムダ話が多すぎますね。ウォーレン・バフェットについて書かれているだけならいいのですが、例えばそのパートナーの娘の子供の話とか、大学の時のルームメートの恋人の話とか、こういう脱線話がダラダラと続く箇所が多く、全く必要ないですね。この無駄話を削ればこの分厚さも半分くらいになるかと思います。多分かなり濃いバフェット本人だけの素晴らしい伝記となると思います。


さていつもどおり読書メモとして箇条書きしていきます。

・取材中の著者に向かって「もし私の話が矛盾している事があったら、格好悪い方のエピソードを採用してくれ」
伝記執筆開始に際してバフェット本人が言った言葉だそうです。バフェットの常に謙遜する姿勢を表すエピソードとして冒頭で語られています。しかし日本円にして4兆円くらい資産があるウルトラ級の金持ちなのに、こんな発言ができるというのは、謙遜というのもそうなのでしょうが、私はやはり彼の大きな余裕を感じますね。

・バフェットの持論
市場はカジノでチップを掛けるように株を売買するだけの場では無い。
ここでのチップは企業の事、バフェットは常に企業の価値について考える。
市場は短期的には投票計、長期的には重量計といえる。最終的に本質的な価値である重さが重要なのだが、短期的には非民主的ないわゆる「人気投票」が重視される。IT株だとか流行の新しい産業の株、こればかりに惑わされてはいけない。

・株式市場が年10%以上の上昇を続けられる条件は3つしかない。
1》低金利の持続
2》投資家が儲け続けている市場が、更に成長する状況
3》経済が通常よりも早く成長する状況
こんなラッキーはめったにない。

・バフェットが10歳で初めて株を売買した時に学んだ教訓
1》買った時の株価ばかりに縛られない
2》良く考えないであわてて小さな利益を得ようとしてはいけない
3》他人のカネで投資しない

・21歳のバフェットがネブラスカ州の州兵の訓練生であった時に学んだ教訓
「自分よりもすぐれた人間とつきあったほうがいいというのを学んだ。そうすればこっちもちょっぴり向上する。自分よりもひどいやつらとつきあえば、そのうちにポールを滑り落ちてゆく、しごく単純な仕組みだよ。」

・下院議員であった父が初めて落選した時にバフェットが学んだ教訓
1》見方は不可欠である
2》約束は神聖なものであるから、めったなことで誓約などしてはいけない
3》人目を引く派手な行為でなにかを成就できる事はまれである

・バフェットの師、ベン・グレアムの「安全マージン」の考え方
まず購入検討銘柄の企業を清算した場合、どれだけの資産が残り、いくらになるかを算定する。その価値以下の株価で株を購入する。会社破たんの場合にも、原則的に元出は保障されることから安全マージン。
例:トローリーバスを運航しているA社はバス116台と、遊園地を1つ持っている。
それ以外に長期国債を80万ドル、現金を20万ドル、未収のバス乗車券9万6,000ドルを所有している。
同社は株を16,600株発行している。
同社の所有物の合計を100万ドルとると、1株は約60ドルとなる。
これが基本的な安全マージンで、これ未満で株を購入するのが理想的な割安銘柄投資となる。

・ベン。グレアムのもう1つの教え
「他人が貪欲になっている時はおそるおそる、まわりが怖がっている時は貪欲に」

・バフェットが次に影響を受けた投資ライター、フィル・フィッシャーの投資論
「売上を持続的に伸ばす経営の力強さ、ブランドの永続性、研究開発、他社との競争優位という無形資産の要素が投資の確実な条件となる」

・バフェットの現在の投資スタイル
「私たちのやり方は時に分散的とはいえないこともある。知り得た事実と推論の正しい確率がきわめて高く、且つ投資銘柄の潜在的な価値が劇的に変化する確率が低い、という条件下では純資産の最大40%を1つの銘柄だけに投資する事もある」

1》ITやハイテク株など、自分の頭では理解できないようなテクノロジーが投資の決断にかかってくるような企業には手を出さない。
2》たとえすばらしい利益が見込まれるとしても、その企業の成長にとって大きな人的問題が存在するような投資案件には参加しない。

以上こんなところでしょうかね。実はバフェットの輝かしい運用成績とかにも印をつけて読んだりもしてたのですが、読書メモとして後から見返して参考になる教訓や原則なんかを抜き出しました。

とりあえず今回は上巻を読んだので、早速下巻も購入して読もうかと思います。ちょうど米国の証券取引委員会に不正取引で起訴されて和解した、というヤマ場で上巻は終了しているのですが、この後も波瀾万丈いろいろあるのだろうなあ、と楽しみですね。

いやーしかし投資は奥が深い、日々勉強です。

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